ミゾソバ/みぞそば/溝蕎麦

ミゾソバ

ミゾソバ
名称 ミゾソバ(溝蕎麦)
別名 ウシノヒタイ(牛の額)
学名 Persicaria thunbergii(Siebold et Zucc.)H.Gross
英名 Water pepper
分類 ナデシコ目 タデ科 イヌタデ属
分布 北海道~九州
   水辺や湿地、水田の用水路や小川沿いによく見られる
出芽 3~6月
花期 8~10月
草丈 膝~腰

最初にミゾソバの存在を知ったのは、誰かのインスタの投稿でした。

こんなに繊細で美しい花があるなんて、びっくり。

ガラス細工のようでもあり
蝋細工のようでもあり

【撮影 2020/10/31】


【撮影 2020/10/31】

半透明に見える花弁。
これは実際は花弁ではなく「萼」です。

タデ科の植物の特徴ではありますが…
これが花びらじゃないなんて不思議。

【撮影 2020/10/31】


【撮影 2020/10/31】

ミゾソバは「溝蕎麦」と書きます。
水田などの溝によく生える、ソバに似た花と葉だから、というのが名前の由来。
「ウシノヒタイ」という別名は、葉っぱの形から来ています。

【撮影 2020/10/31】

牛の額に見えるでしょうか。
葉には小さな棘。

【撮影 2020/10/31】


【撮影 2020/10/31】

茎に赤い腺毛(せんもう)が見えます。


【撮影 2020/10/31】

葉には八の字型の黒紋が生じることもあります。

【撮影 2020/10/31】

茎は根元で分枝して、地を這って節から発根。
地中枝を出して、地中に閉鎖花をつけます。

【撮影 2020/10/31】

一つの花は大体5㎜前後。

【撮影 2020/10/31】


【撮影 2020/10/31】

米粒のような蕾がまとまった姿は、コンペイトウにも似ていますね。

【撮影 2020/10/31】

晩夏から秋にかけて、枝先の頭状花序に多数の小さな花を咲かせます。

【撮影 2020/10/31】

しかし6月頃にも、ミゾソバは花をぽつりぽつりと咲かせることがあるようです。

【撮影 2021/6/22】

【撮影 2021/6/22】

2年ほどミゾソバ観察を続けてみましたが
ミゾソバは6月頃に一度咲き、盛夏には花は閉じて、晩夏になると本格的に咲き始める印象です。

白花品種は「シロバナミゾソバ」と呼びます。

【撮影 2020/10/31】


【撮影 2020/10/31】


【撮影 2020/10/31】
生えている所には、群生することが多い印象です。

【撮影 2020/10/31】

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